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自分流健康法


このページは完成までに時間がかかりそう(^!^)

「酒は百薬の長」とも言われ、心身をリラックスさせ英気を養うには最適の飲み物だと常々思っています。
むかし山口瞳氏(サントリー宣伝部在籍のエッセイストで後に作家となった)の名著「酒呑みの自己弁護」を読んでいると、うまい酒はほんとうに身体も心も良くしてくれると思ってしまいます。

しかし私は人様の数倍の量を、すでに今までの人生で飲みほしてきた感があり、そろそろお酒は控えなければならないと自戒しています。そうは言っても、お酒に含まれる酵母菌がもたらす「神秘の健康法」は捨てがたい魅力なのでした。

最近知己を得たのですが、新潟の蔵元106軒を渡り歩いて日本酒を厳選し、全国に広めた早福岩男さんという方がいらっしゃいます。この方から2つの健康法を教えて戴きましたので、自分流に解釈したものをご紹介します。
その壱
「米が私たちにもたらすもの」
近頃街の酒屋さんの店先に、「お米で作った甘酒」とか「アルコールがゼロパーセントのお米由来のドリンク」を見かけます。

その中のひと種類を戴いてみましたが、米と麹だけで正統派の作り方を踏襲した、本来の甘酒の風味いで、しつこさのない懐かしい甘さを感じました。

友人と情報交換をしていたら、このドリンクを飲んだ運動選手が、厳しい練習に負けそうだったけれど、夏バテを乗り切ったとか、高齢になって健康管理の最中に、受けた定期健診の結果が全項目正常値になったなど、すごい効果報告が集まってきました。

まさか搾り汁のお酒よりも、残った酒粕の方が身体に良い?米が持つ不思議な力が気になります。私も血液では「脛に傷を持つ身?」しばらくこの「お米由来のドリンク」を飲んで、次回の検診を楽しみにしたいと思います。 
その弐
搾り汁である清酒よりも健康に寄与する物質が豊富かもしれない!無駄にするどころか、積極的に摂取しなければ!!という訳で飲み方を工夫しました。守ろうとしたのは、なるべく加熱しない!ということです。
 日本酒の醸造工程で出来あがった醪(もろみ)を絞った滓が酒粕です。絞り出された液体がお酒になります。火入れをする前の状態なので、この中にはまだ酵母菌が生きているのでないだろうか?
 昔ながらの鍋で甘酒を作る方法だと、生き残った酵母菌の息の根を止めてしまう気がするので、僕はミルサーで作っています。
適当な大きさに砕いた酒粕をミルサーに入れ、ぬるま湯か水を入れます。酵母菌は60度程度の温度でも10分もすれば死んでしまうらしいので、熱いお湯は使わない様にしました。粕状でどのくらい酵母菌が生存しているかは判らないけれど、熱湯は使いたくないのです。 
 
 ミルサーを回しても、最初のうちはあまり細かく砕く事は出来ません。途中で少しずつぬるま湯を加えミルサーを回していくと、徐々になめらかなポタージュ状になって行きます。
 ポタージュ状であれば、ドリンクはもちろん、ドレッシングやソースなどバリエーションを広げられそうです。
 このムービーでは一度だけ回していますが、酒粕の塊がうまく粉砕されるように、時々回転を止めて中身が良く混ざるようにすると良さそうです。
 写真の程度まで柔らかくなったら、カップに移して更に少しずつ水分を加えスプーンで混ぜていきます。一度に薄めるとうまく溶けません。適量になったところで電子レンジで65度くらいまで加熱します。

 我が家のスタンダードはこのホット・ドリンクにメイプル・シロップを少量加えて戴いています。粗精糖でも良いでしょう。すりおろした生姜を加えたり、お味噌を入れるというのも試してみたいです。

 酒粕は身体に良い!

こんな話を皆さんも耳に祖た事があると思います。事実僕は酒粕ドリンクを飲み始めてから、片道約90分の通勤時間(しかも10Kgほどのノートコンピューターや機材、資料が入ったバッグを背負って)の疲れも大分軽減された気がします。先日風呂上がりに裸で居たら家族に背中の皮膚がキレイニなったと指摘されました。今までは冬になると湿疹がでて、背中や足が瘡蓋だらけになっていたのです。

冒頭で紹介した早福氏は喜寿を過ぎた方ですが、血液検査がすべて正常値になったと検査票を見せて下さいました。

酒カスには酒母やら酵母菌やらが沢山棲息しているのですから、これらがプラスに作用するのではないだろうかと素人の推測を立てています。その意味では搾り汁のお酒よりも貴重な成分が一杯あるのかもしれません。

ここで紹介したドリンクだけでなく、色々なアイディアで食生活を豊かに出来そうです。鍋で加熱するのではなく、ミルサーで攪拌して使いやすい形にして料理にも活用してみたいです。早福さんドレッシングなどを作って販売なさらないかしら?
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